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いろんな人と話しをしていて、ときどき「?」となることがある。それがこのこと。「売上がなかなかあがらないんです」「目標の数値にいけないんです」「今後、どの分野を伸ばしたらいいですか」こんな相談を本当によくされる。
すくなくとも経営者は、日々、開拓者。売上が順調なときこそ、次のネタはもう準備して、テストを開始していなければならない。みんなが必死で何かを売っているとき、それがこの先、どういう山を描き、どこで下がるかを予測して下り始めたときには、次の山と入れ替えられるぐらいのことを準備しておく必要がある。
マーケティングには、導入→成長→成熟→衰退というのがあるけど、これは長期の企業生命もそうだけど、短期の年度、月、日々にも当てはまる。目の前が大当たりしたとしても、常に次を予測して動く。それでも想像していないことはよく起る。
事業家って、市場予言者の能力やセンスのある人が生き残っていく気がする。そう思って周囲を見ると、特別に数字が強いとか、システムが作れるとか、天才的な技術者とかは専門家であっても事業家ではないケースがほとんど。逆に事業家は、専門のことはよくわからないけど・・・という人の方が多いぐらい。
では何が長けているのか、というと、【世の中を見つめる力】にある気がする。
世の中を見つめる力とは、常に「お客さまがどんな風に変化して暮らしているか」を感じとること。去年より今年、今年より来年、消費者側の環境はめちゃくちゃ進化している。その中に身をおいている人たちが、次に【何に欲求が変化するのか】を予測して社内に種を埋め、水をやり、すでに咲いている花がしぼみそうなときに、つぼみから開花する花を用意しておく。
本当に何年やっても、この繰り返し。これこそが事業家の仕事で、これができなきゃ、すぐに消える。 |
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