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「成功の代償を覚悟しよう」
すべての偉業の裏には、教育、訓練、練習、規律、犠牲などの
ストーリーが隠されている。
成功を得るためには、そうした代償を払う覚悟が必要だ。
「目標を追求する間はそれ以外はすべていったん停止にせざるを得ない」
と、本書に書かれている。
誰でも、新しいことに挑戦するときは、あまりにも知らないことが多
くてイヤになったり、下手くそすぎて落ち込むだろう。
それでも、やる価値はある。
初期の下手くそ現象は、誰だって当たり前のこと。逃げてはいけない。
著者は、40歳でスキーを始め、58歳からピアノ練習を始めた。
法則17「欲しければ頼みなさい」
情報の提供、援助、協力、資金などを得るため、人にお願いすること
をためらってはいけない。
「頼むこと」は、最も強力な「成功法則」の一つだ。
「ノー」と言われるのが怖くて、頼めない人が多い。
つまり、最初からあきらめているのだ。
著者は女性たちから、次のような話を聞いた。
「男性が女性をデートに誘うとき、何で怖がるかわからない」
「私たちが答えるチャンスを与えられる前に、男性は自分でノーと答
えている」
ほしいものを手に入れるためには当然、リスクがつきものだ。
といっても、「ノー」と言われても、最初からゼロだから、失うもの
はない。
面白い統計がある。
ノートルダム大学で次のような実験結果が得られた。
44%のセールス担当者は1回の訪問であきらめる。
24%のセールス担当者は2回の訪問であきらめる。
14%のセールス担当者は3回の訪問であきらめる。
12%のセールス担当者は4回の訪問であきらめる。
計94%のセールス担当者が4回以内の訪問であきらめている。
ところが、訪問販売成約のうち、60%は5回以上の訪問でまとまる
という統計も出ているのだ。
法則18「断られても気にしない」
1991年の秋、著者ジャック・キャン・フィールドはエージェント
とともに、「こころのチキンスープ」の売り込みを開始。
ニューヨークの大手出版社を訪れたり、原稿を郵送したりしたが、
30社からすべて断られる。
著者たちは、「はい、次!」と号令をかける。
今度は、著者の講演会やセミナーに出席した人たちから、この原稿が
本になったら買いますという意思を記した「予約カード」を2万人分集
め、出版協会のコンベンションにそれを持ち込み、各ブースをまわり、
大いにアピールした。が、それでも全部断られる。
著者たちは、「はい、次!」と号令をかける。
「心のチキンスープ」に出てくる30本のショートストーリーをコピ
ーし、ある経営難の出版社に持ちこんだところ、読んでみるといわれ、
帰って待つことにした。
そして週末、「チャンスを与える」との返事がきた。
「心のチキンスープ」は、トータル130回の拒絶にあったが、結果
的に800万部売上という偉業を打ち立てることになった。
法則19「フィードバックは成功の近道」
フィードバックには、肯定的なフィードバック(賞賛、昇進、充実感
など)と、否定的なフィードバック(収入不足、批判、低い評価、苦情
など)に分かれる。
否定的なフィードバックの中には、「改善の機会に関する情報」が
たくさん含まれている。
だからこそ、否定的なフィードバックを積極的に受け入れ、姿勢を立
て直す必要がある。
法則20「毎日のわずかな努力が大差を生む」
トヨタの「カイゼン」は世界語だ。
ビジネス、スポーツ、芸術などの成功者は、皆、絶えざる改善、向上
に努めている。
法則21「毎日スコアをつける」
将来の目標に向かって、どこまで近づいたか、視覚的にわかるスコア
をつけると、モチベーションを維持することができる。
kougaiは、途中で挫折したが(^^;、毎日、体重を量るだけでもダイエ
ットができるそうだ。
法則22「あきらめない」
成功に至る長い道のりにおいて、数々の障害に遭遇するであろう。
まったく勝ち目のない状況に入り込むことだってある。
でも、あきらめてはいけない。そこを耐え抜けば、新しい教訓を学び、
より困難な事態でも的確な判断がくだせるようになるだろう。
法則23「成功をもたらす『5の法則』」
目的を達成するため、毎日必ず5つずつ事をこなそう。
どんなに木が大きくても、毎日斧を5回振りおろし続ければ必ず最後
には倒すことができる。
「心のチキンスープ」をニューヨークタイムズ紙でベストセラー1位
にすることを目的に立て、毎日5つのラジオインタビューをこなし、
雑誌の編集者たちに毎日5通送り、書評を書いてくれそうな編集者に
レジメを毎日5通送ったそうだ。
法則24「相手の期待をちょっと上回れ」
成功者のほとんどは、習慣的に、誰もが納得するところで仕事を止め
ずに、もうちょっと努力を加えることで、より多くの経済的報酬を得る
ことに成功している。
セールスマンが夕刻、自身にムチ打ち「もう1件」まわる姿勢と同じ
だ。
法則25「さあ、始めよう!」
スタートするのに、完璧なタイミングというものはない。
思い立ったら吉日である。
人生は、OJT(on the job training=職場内教育)だ。
本当に重要なことは、実際に行いながらでないと学べない。 |
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