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知識社会では「労働時間」と「生産した価値」は比例しない |
2008/01/18(金) |
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平成進化論のふなたにさんの文章です
■給与、あるいは報酬というものは、
決して「勤務時間の対価」ではありません。
本来、
【 生み出した付加価値に対する対価 】
として受け取るべきものです。
■かつて、農業、あるいは工場における労働者に
おいては、
「労働時間」と「生産した価値」は、ほぼ比例していました。
だからこそ、「時給」という概念が登場したのでしょう。
■しかし「知識社会」に入ったいまは、
これがまったく比例しません。
ぶらぶら遊んでいて、1日1時間しか働かなくても、
しかるべき価値を生み出した人は
相応の所得を得ますし、
逆に、1日19時間、馬車馬のように働いたとしても、
世の中に対して価値貢献できていなければ
報酬は受け取れない。
■実際に、
経営者、あるいは自営業者であれば、
1日19時間、猛烈に働いても、
年収100万円といった人もありえるわけです。
しかし経営者は、文句をいうことはできません。
すべて自分の責任。
■つまるところ、
これからの社会で生きていこうとしたならば、
経営者であれ、従業員であれ、
【 どれだけの価値を生み出しているか、を
常に自問自答していかなければならない 】
ということになります。
「厳しい時代」ではありますが、同時に可能性のある、
「楽しい時代」でもある、
ともいえるのではないでしょうか。
■たびたび紹介している、「ハイ・コンセプト」という本には、
高い報酬を得るためのヒントが掲載されています。
すなわち、
▼「よその国、特に途上国にできること」は避ける
▼「コンピュータやロボットにできること」は避ける
▼「反復性のあること」も避ける
(「ハイ・コンセプト」 p.11)
ここにあげた3つの反対を行く人が
「価値を生み出せる人」であり、
これからの時代に勝ち残る3種類の人、ともいえるようです。
【今日のお勧め本 ハイ・コンセプト
「新しいこと」を考え出す人の時代】
ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳) 三笠書房
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4837956661/2ndstagejp-22/ref=nosim |
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