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鮒谷さんの文章です。
経営者たるもの、自分の『語録』を持たなければならない」
というもの。
■他者の受け売りの話ではなく、
自分の想いは自分の言葉で語らなければ伝わらない、
という内容だったのですが、
実際に、わたしもいろんな方々とお会いし、
たくさんの本を読む中で、
「自分の言葉で語っている人」
の話には、大いに惹かれます。
逆に、どこかで聞いたことがあるような話だと、
心に響いてくるものがないのです。
「言霊」という言葉がありますが、
受け売りの話には、言葉に魂がこもらないのかも
しれません。
■これは、話の上手、下手、とか、たくさんのことを
知っている、ということとはまったく無関係。
話術の巧拙、如何にかかわらず、
自分の体験、エピソード、想いが当人の言葉に昇華して
伝えられた話は、聞く人の心の中に突き刺さってくるものです。
■いま、わたしは毎日、こうやって文章を書き、
情報を発信しているわけですが、
■それらを一部、引用することはあっても、
ここに自分なりの考えとか想いとか、気付いたこと、
決意したこと、戒められたことなどを、
「自分の言葉で」
お伝えするように意識していきました。
そしてそれが、
自分独自の視点を加えた座りのいい表現として出てくると
「語録」
へと昇格するのではないかとおもいます。
■ちなみに私はよく自分の文章を
【 ○○ 】
で括ることがありますが、
これはこのような装飾を施すことにより、
読み手の意識を惹きつけると同時に、
この言葉を
【 鮒谷語録 】
として保管しておきたいと考えたものに対する
マーキングとしての意味合いも持たせています。
自分の言葉でどんどん情報を発信していくことにより
たいへんありがたいことに、
毎日、多くの方から感想を頂いたり、
あるいはそれをきっかけにして、
新しい情報やチャンスを頂いたり、
ということがどんどん増えてきたのです。
まさに
「伝えたいことが伝わり、再び形を変えて自分に返ってくる」
という感覚。
■これが情報発信を行う醍醐味なのかもしれません。
きっと他者の受け売りでは決意や気付き、学び、自戒、反省、
悩みや葛藤といった体温が伝わらず、
それ以上の広がりがなかっただろうなと思えるのです。
「自分の言葉で語る」
ということはすなわち
「自分の体温を伝える」
ということであり、これこそが人を惹きつける力に
なるのだ、
ということを高井先生の言葉と自分の体験を通して
お伝えし、
その感覚を「体温として」感じていただければと
思って今日は書かせていただきました。
■ちなみに、高井先生は経営者としての私に対して
伝えて下さった言葉ですので、
「経営者たるもの、自分の『語録』を持たなければならない」
といわれましたが、これは経営者のみならず、
一個人が対外的に何かを伝えようと思った際にも、
そのまま当てはまることであろうということも
付記しておきます。
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