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リゾートにある美術館の人気 |
2005/09/06(火) |
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今、リゾートにある美術館の元気がいい。
リゾートと美術館の組み合わせはとくにめずらしくもないがかつて見られたような観光地の便乗商法的な美術館ではなく、施設、展示とともに本格的なものが、ここ数年、相次いでオープンしている。消費者のリゾートでの過ごし方さえ変えつつあるように見える。
ひとつは2000年9月に開館したポーラ美術館
箱根のラリック美術館だ。
どちらの美術館も展示内容は、リゾート施設とは思えないほど充実しているらしい。
ポーラ美術館はモネの睡蓮やルノワールのレースの帽子の少女など、印象派の絵画では日本でも指折りのコレクションを誇る。
箱根ラリック美術館アールヌーボー、アールデコの2つの時代をリードしたフランスのガラス工芸家、ルネラリックの作品を体系的に鑑賞できる数少ない美術館らしい。しかしそれにもまして特筆すべきは館内の居心地のよさだという。
ポーラ美術館は森の斜面にたち、ガラス張りの明るいエントランスを抜けて、開放感あるロビーへと下っていくつくり。
洒落たレストランやカフェが配され、壁一面のガラスの向こうには木々の緑が広がっている。
いずれの美術館も展示をみてお茶をして、レストランでワインを飲みながら本格的な食事を愉しみ
・・・・とゆうに半日は過ごせる居心地のいい空間が特徴である。
いわば美術館そのものがリゾートとしての機能をもっているだけで観光名所めぐりのひとつとして
立ち寄るのでなく最初からここですごすことを目的に訪れる人が多いのもうなずける。
アートによる知的エンタテイメントと、目や舌など五感を満足させる心地よさ
新しい美術館が提案する新しいすごし方が消費者の支持をあつめ続けている。 |
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